Cosmic Shadow 2018
~クェーサー吸収線系でみる宇宙~

Circular

2nd circular


皆様、

お世話になっております。 以前お知らせしました、11月24日(土)、25日(日)に石垣島にて開催予定の研究会、 "Cosmic Shadow 2018 ~クェーサー吸収線系で見る宇宙~”の旅費補助の申し込み 期限が来週の金曜日 (9/21) に迫りました。

現在の研究分野や手法に関わらず多くの皆様のご参加をお待ちしております。

参加を希望される方は、以下のフォームよりお申し込みください。
http://phys.koshigaya.bunkyo.ac.jp/CosmicShadow2018/registration.html

なお、旅費の補助を希望されない場合の申し込み期限は、

発表ありの場合: 10月19日(金)
参加のみの場合: 11月16日(金)

となっております。
多くの皆様からのお申し込みをお待ちしております

世話人
梅畑 豪紀 (理化学研究所)、大越 克也 (東京理科大学)、小倉 和幸 (文教大学、SOC chair)、柏川 伸成 (東京大学)、 河野 孝太郎 (東京大学)、谷口 義明 (放送大学、LOC co-chair)、辻本 拓司 (国立天文台、LOC co-chair)、 長島 雅裕 (文教大学)、堀内 貴史 (石垣島天文台、LOC chair)、松田 有一 (国立天文台)、三澤 透 (信州大学)


# Cosmic Shadow 2018 ~クェーサー吸収線系で見る宇宙~ #

日程: 2018年11月24日(土) - 25日(日)
  *24日夜に懇親会を開催予定

会場: 大濱信泉記念館 (沖縄県石垣市登野城2-70) https://ohamanobumoto.net/

参加費: 一般1,000円、学生500円
(懇親会参加費等の詳細は別途ご連絡致します。)

申し込み締め切り
 旅費補助希望あり: 9月21日(金)
 発表あり、旅費補助希望なし: 10月19日(金)
 参加のみ: 11月16日(金)

 * 発表者、大学院生には旅費を一部補助できる可能性があります。
  必ずしもご希望に添えるとは限りませんので、予めご了承ください。
 * 旅費補助を希望される方はパック旅行などを利用し、安価な航空券を購入してください。


趣旨:
AGNの一種であるクェーサーは宇宙で最も明るいクラスの天体であり、非常に遠方に存在します。 その特性を活かし、我々とクェーサーの視線上にある物質を影、すなわちスペクトル上の吸収線と して捉えるための背景光源として利用されています。クェーサーのスペクトル上にみられる吸収線 群をクェーサー吸収線系といい、銀河間空間、銀河周辺物質の分布、化学進化やアウトフローのよ うな クェーサー自身に付随するガス、その他銀河の高速度雲の調査など応用範囲は多岐にわたって います。しかしながら、クェーサー吸収線系は幅広い研究用途があり、他分野との関連性が多様に も関わらず、 異なる分野との共同研究があまり行われていないのが現状です。 また銀河の形成と 進化の研究は近年大きな多波長観測による進展があった一方で、銀河を育む、あるいは銀河の影響 を受けている銀河間空間に関する研究は大きく立ち遅れています。 そのためクェーサー吸収線系を 用いたこの分野のさらなる開拓が望まれます。これまで、すばる望遠鏡を始めとする大型望遠鏡を 用いた観測により、吸収線系 と銀河との関係を調査する多くの研究が行われてきました。近年には、 クェーサーのごく近傍の吸収線系に付随して存在する巨大な星雲の発見や、ALMA望遠鏡による高赤 方偏移吸収線系に付随する銀河からの分子ガスの検出など、インパクトの大きな成果が多く発表され ています。将来には、すばる望遠鏡PFSによる大規模分光探査や、TMTのような30m級望遠鏡、SKA やngVLAといった巨大電波望遠鏡の建設が計画されており、さらなる発展が期待されます。
本研究会は、クェーサー吸収線系の研究の現状についてまとめ、今後の研究のガイドラインについ て議論することを目的とします。また、現在の研究分野に関わらず、吸収線全般 (星間吸収など) に関心のある方、とりわけ大学院生など若手研究者に向けたレビューも取り入れます。 理論・観測、 あるいは波長域に関わらず、様々な分野を研究されている皆様と革新的な議論を見出し、 今後の研究のさらなる発展につながることを期待しています。

主なテーマ:
・銀河間物質や銀河周辺物質とクェーサー吸収線系
・宇宙の化学進化とクェーサー吸収線系
・高赤方偏移銀河とクェーサー吸収線系
・AGN/QSOとクェーサー吸収線系
・近傍ガス雲とクェーサー吸収線系
・その他、吸収線と関係するあらゆるテーマ (星間吸収, GRBなど)

吸収線系レビュー (内容は予定):
・クェーサー吸収線系とは? ~クェーサー吸収線系の現状~
・クェーサー吸収線系と銀河 ~可視赤外観測の現在地~
・ALMAで見えてきた宇宙の影 ~電波観測の現状~
・こんなことにも応用できるクェーサー吸収線系 ~吸収線系の活用法~
・次世代の観測への期待 (TMT, PFS, TAO, SPICA, SKA, ngVLA など)

Thank you for coming