coLinux on windows (2009/3-)
某氏 にそそのかされて^^、
coLinuxを入れてみた。
家や出先ではノートPC上のwindowsを開いていることが多い。
特に出張先だと無線LANでネットワークにつなげることも多いが、
linuxだとそのあたりが何かと面倒で、
段々とwindows側しかブートしなくなってきた。
とはいえ、(雑用ではない)文章書きでは tex を使うわけで、
それは windows ではとてもやりにくい。コード開発とかも。
VMWare などの導入も漠然と考えてはいたのだが、そんな時に、
coLinux という free で windows 上で linux を走らせられるものが
あると教えてもらった。
emacs も使えるし、もちろん skk も動く。tgif だって日本語使えて、
シアワセ。(^^)
# skk は apt-get でインストールが必要ですが。
で、一応、簡単に記録をまとめておく。
coLinuxのインストール。
Cooperative Linux
のサイトへ行き、左のメニューの"Downloads"をクリックして
"coLinux-stable"をダウンロードする
(執筆時点ではver.0.7.3)。
適当にやれば入る。なお、linux本体は入れなくてよい(下のインストーラで入
れるので)。たとえば c:\Program Files\coLinux などに入れる。
XMing のインストール。
参考: xming+puttyでのXの使い方マニュアル
XMing のサイト
から、XMing と XMing-fonts を落としてくる。
XMingを入れ、次にXMing-fontsを入れる。XMing-fontsを入れるときに
XMing をどこに入れたか聞いてくるので、XMingを入れたフォルダを
指定しておく。
Vineのインストール。
まずはVineのイメージをVineのサイトから落とす。Vine42-i386.iso をどこか適当
な場所に置いておく。
上記
coLinux用インストーラ
へ行き、インストーラを落とす。執筆時点ではcolinux 0.7.2対応Version
2008-02-21。
展開して、"coLinux Vine インストール.hta"をダブルクリックして開く。
あとは上の「インストーラ」のサイトの手順に従えば入る。「画面サンプ
ル」が参考になる。
以下、インストーラの順番に従って注意点。特にコメントがなければデフォ
ルトのまま。
cygwinのフォルダを指定してしまうと、X として XMing ではなく cygwin
のX を使おうとするので、空白にでもしておく。
「共有フォルダ」を指定しておくと、win上のファイルを取ってこれるの
で便利。私は思い切って c:\ とやっちゃいました(updatedbとか
で時間がかかるけど)。
「インストールの開始」で、「. $i」を打つとインストールが始まるが、
これがえらい時間がかかるので注意。30分ぐらい?
ディレクトリのイメージの作成と、Vine のインストールをやるため。
メモリは256MBにしておいた。
GDMログインであるが、ここで苦労した。どうやってもうまく立ちあがら
ない。色々調べた結果、XMing を入れたフォルダの中にある、
X0.hostsというファイルに、localhostだけではなく 10.0.2.2 を追加してお
くことが必要と判明。これで、XMing が立ち上がり、
昔ナツカシのX terminal のごとく Vine のログインパネルが現れる。
あとは apt-get update; apt-get check; apt-get upgrade でOK。
必要に応じて他のアプリも入れておく。
問題点
なぜか、xdvi で日本語が出ない。platex はかかるし、dvips や
dvipdfmx で ps, pdf に変換すれば、gv や gpdf, xpdf で日本
語が出るのだが。
No specified Vector Font name for "gbm"
No specified Vector Font name for "gbmn"
No specified Vector Font name for "gbmnv"
No specified Vector Font name for "gbmv"
No specified Vector Font name for "gtbbb-m"
No specified Vector Font name for "gtbbb-m-v"
No specified Vector Font name for "rml"
No specified Vector Font name for "rmln"
No specified Vector Font name for "rmlnv"
No specified Vector Font name for "rmlv"
No specified Vector Font name for "ryumin-l"
No specified Vector Font name for "ryumin-l-v"
xdvi-xaw3d.bin: Warning: Character 18223 not defined in font rml
xdvi-xaw3d.bin: Warning: Character 17753 not defined in font rml
xdvi-xaw3d.bin: Warning: Character 15672 not defined in font rml
(以下略)
こんな感じ。.Xresources とかいじればいけるのか、とも思うのだが、
未だ不明。ネット上にもあまり情報がない…。
フォントの問題(一応解決)
色々調べてもよくわからなかった。Ryumin-Light-H.{tfm,vf}なども
あるのだが、どうもダメ。
で、別のマシンから ipa font を持ってきた。
/usr/share/texmf/fonts/truetype/ に ipam.ttf, ipag.ttf を置き、
/usr/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/vine.map を以下のように書きかえ。
% Vine additional map %
rml H ipam.ttf !Ryumin-Light
rmlv V ipam.ttf !Ryumin-Light
gbm H ipag.ttf !GothicBBB-Medium
gbmv V ipag.ttf !GothicBBB-Medium
要するに、Ryumin-Light などがコメントアウト?されていたののかわりに、
ipam.ttf, ipag.ttf を入れただけ。
で、updmap を実行すると、いちおう使えるようになる。
(途中で ccpl.map がない、とか怒られたら、指示どおり updmap
--syncwithtrees とかやる必要があるかも。)
rmli なども同様に指定すればいいのだろうけど。でもまあとりあえずこ
れで xdvi でも日本語表示が可能になった。
問題が発覚すれば、またその時に対処するということで。
Postfixによるメール送信
Postfixがデフォルトで動いているので(恐ろしい!)、
メールも送れてしまうことがわかった。
uuencode [file] [添付ファイル名] | mail [address] で添付ファイルも
OK。
ま、emacs 上で C-x m でやったり、いっそ mew を入れてしまうといいか
もしれない。
これで、colinux上で作成したファイルをメールで送信するのが楽になる。
SAMBAで windows のエクスプローラを使ってファイルを見られるようにする
上記某氏が悪魔の囁きを送ってきたのでうっかりやってしまった。
参考サイト:
SWATでファイルサーバを設定しよう
apt-get install samba-swat で swat をインストール。
chkconfig smb on。
apt-get install xinetd で xinetd をインストール。
/etc/xinet.d/swat を編集。"disable = yes" となっているのを、
"disable = no"に変更。
/etc/init.d/xinetd start で開始。
colinux上で firefox を立ち上げ、localhost:901 にアクセス。
GLOBALSタブで、適当に WORKGROUP を設定する。
PASSWORDタブで、自分をローカルマシンに新規ユーザ追加→ユーザの有効
化。
STATUSタブで、全部再起動。
これで、windows 上の「マイ ネットワーク」でアクセスできる。
NAGASHIMA Masahiro
Last modified: Thu Mar 26 12:11:42 JST 2009
since 24 April 2003