Fedora Core 5 導入記録(2007/2-)
Dellのサーバ PowerEdge SC1435 (Opteron 2.8GHz)を導入しました。
予算の関係で、ラックもないのに1Uサーバ…。
とりあえず、段ボールの箱に入っていた発泡スチロールの上に直に置いてます。
計算サーバとして使用するのですが、Fortran コンパイラの関係で、
glibc2.4 の Fedora Core 5 にしました。
現在の最新である FC6 は glibc2.5 のようなので…。
同様の理由で、最初に入れた SUSE10.2 は消去。
ちなみに SUSE10.0 ではハードディスクを認識してくれませんでした。
Solaris10 も試しましたが、
やはり何かのデバイスを認識しないようで、
やむなく FC5、ということに。
- OS のインストール
- 何も特別なことはせず、普通に終了…と思ったのですが、
どうも X が立ち上がらない!
インストール作業は GUI で普通にできていたのですが、
最後に再起動すると、
X が立ち上がるところで画面が凍りつき、
ウンともスンとも言わなくなる。
とりあえずシングルユーザーモードで立ち上げ
(GRUB の画面で edit をやって、カーネルパラメータの最後に single を足す)、
yum update xorg とか xorg-x11 とか fonts とか適当にいじってみました。
そしたら立ち上がるようになった(無論、
シングルユーザーモードからは抜けなくてはいけません。
始めのうちは気付かずにそのまま startx とか xinit
とかやって悩んでました…)。
- メモリの増設(2008.3)
- 購入時は 2GBx2 のメモリだったのですが、
幸いなことにお金ができたので、増設してみました。
- 対応メモリは DDR2/667 (PC-5300) ECC registered だったので、
同じ規格の Transcend TS256MQR72V6U (2GB) を2枚購入し、
挿してみました。
- ところが、立ち上がらない! エラーが出てしまいます。
- Transcend のサポートに聞いてみたところ、
SC1435 に対応しているかどうかはわかりません、
ということでした。
- ちなみに元々入っていたのは Samsung M393T5750CZA-CE6 が2枚で、
同じ規格なんですが…。Dell に増設したらいくらかかるか聞いたところ
(web 上にはなぜか SC1435 用の増設メモリの値段が書いてなかった)、
2枚で13万! 予算オーバーで無理。
- 購入したお店
(e-tokka)
に聞いたら色々調べてくれて、
結局 Apacer の AP4096DLRE667K2 を2枚購入することになりました。
こちらは、Apacer の web page で SC1435 対応をうたっているので
大丈夫でしょう(まだブツが到着してないので確かめてませんが
→ダメでした!!(3/11))。
Dell の 1/3以下の値段ですね。
- 自分でも色々調べていたら、メモリ増設に失敗中(kazuhookuのメモ置き場)に、当該メモリが
やはり対応しなかったという事例が載ってました。
この方は、Transcend の V6U から V6K にしたら認識したとのことです。
- (3/12追記)こちらの方によると、SanMax のメモリもダメだったようです。
- (4/18追記)二つ下の項目を見てください。
無事認識しました!!
- BIOSのアップデート(2008.3.11)
- e-tokkaさんが Apacer に問い合わせてくれた(親切で実にありがたい)。
で、対処法の一つとして、BOISのアップデートをやってみて、
というので、やってみた。
- Dellのサイトは構造が合理的でなく、
マニュアルから直接ファイルのダウンロードに飛べるようになっていない。
しかも、日本語ページは訳がおかしいところが多々あり、
別のページの日本語と対応していなかったりする。
- で、いろいろやったあげく、
ここのページから "Update Package for Red Hat Linux" の
PESC1435_BIOS_LX_1.3.4_1.BIN を取ってくる。
- で、実行許可を与え(chmod a+x PESC...)、root になって、./ PESC1435_BIOS_LX_1.3.4_1.BIN を実行。
- すると、compat-libstdc++-*.i386.rpm がないと言われる。
- マシンは x86_64 なので、それ用の compat-libstdc++ を入れたのだが、
ダメ。
- で、無理矢理、i386 のやつを入れる。
そのままでは入らないので、rpm -ivh --force compat-* で入れる
(かなり強引)。
- これで ./PESC... が動き、y を押していくと再起動がかかり、
BIOS が 1.3.4 にアップデートされたことがわかる(それまでは 1.0.0 だった)。
- しかし、これでも Apacer のメモリは認識せず…。
- メモリ認識した!(2008.4.18)
- Apacer に色々調べてもらったところ、
メモリのSPDの問題であったようだ(詳細は不明)。
SC1435が認識するよう SPD を修正してもらったものを送ってもらい、
テストしてみたら、無事認識した。
元々載っかってた Samsung のメモリ(これもSPDが一般のものと
違っていたそうだ)と合わせて、
8GBで無事認識しました。
- 今後は Apacer の対応するメモリならば、
(少なくとも)Dell PowerEdge SC1435 については
認識するメモリが入手できるはず。
- e-tokka と Apacer の担当の方々には大変お世話になりました。
ありがとうございました。
- 静音化(2008.6.10)
- あまりにうるさいのをなんとかしようと、
もう常時蓋を開けて、デカい静音CPUファンをつけることにした。
- 写真つきのページを作ったので、そちらを御参照下さい。
- Dell PowerEdge SC1435
静音化プロジェクト
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