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まとめ
「効果がある」には二通りの意味がある
- 「処方したら治った、改善した」しかし、本当にその薬や治療法、ダイエット法のおかげなのかはわからない。プラセボ効果だけかもしれない。でも、その人にとっては「良くなった」というのは(思い込みでなければ)事実。そこは否定できない。
- 「プラセボ効果だけでは説明のつかない効果で改善した」こちらが医学的な意味での「効果がある」。他人に勧められるほど意味のあるのはこちら。
二重盲検法やランダム化比較試験などを通じて「科学的根拠」を獲得すれば、標準医療に組みこまれていく。
- 標準医療は進歩していく。過去の間違いも正していく。
代替医療だけに頼るのはダメ。標準医療にも限界はあるが、あくまでも補助的に。
ヒトでの臨床試験が不十分な健康食品やダイエット法は、副作用の可能性もあることを念頭に入れておこう。