next up previous
Next: アスマン通風乾湿計 Up: 湿度の測定 Previous: 湿度の測定

はじめに

空気中には常に水蒸気が含まれている。水蒸気の量によって雨や雪が降り、また 雲となって空気中に浮かぶ。また水蒸気は赤外線を吸収・放射する作用があり、 大気の放射量の変動をもたらす原因になっている。

空気の乾湿の度合を湿度(正確には相対湿度$R$[%])と言い、次式により定義さ れる。

\begin{displaymath}
R=\frac{e}{e_{s}}\times 100
\end{displaymath} (20)

ここで$e$は空気の水蒸気圧、$e_{s}$は飽和水蒸気圧である。空気が含むことの できる最大の水蒸気量の時の水蒸気圧が飽和水蒸気圧であり、このとき、水は蒸 発しなくなる。



NAGASHIMA Masahiro
平成20年5月17日

since 24 April 2003