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否定論の論法の例(5)
- 被害者証言についても同様
- 当時8歳だった夏淑琴さんによる証言(一家9人のうち7人が殺害)中の年齢などが一致していなかったことをもって「信用できない」と攻撃
- 細かい記憶は忘れたり間違えて覚えることもあるし、年齢は数えか満かにも注意しないといけない
- 英文資料を誤訳して誤解したまま「ニセ被害者」と攻撃
- これを行った東中野修道・亜細亜大学教授は、名誉毀損で提訴された。東京地裁判決「被告東中野の原資料の解釈はおよそ妥当なものとは言い難く、学問研究の成果というに値しないと言って過言ではない」(その後最高裁で確定)
- もっとも、学問の世界での相互批判により克服されるべきことが、司法に断罪されてしまったことは、アカデミズムのあり方としては問題かもしれない