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ステップ2:年周視差法

三角測量。太陽-地球間の距離を基線とし、見込む角度を測り、距離を求める。

1年間、近傍の星を観測し続けると、天球上を運動するように見える

: 太陽と恒星の間の距離
: 年周視差[rad]
$R$: 1[AU]


いま、なので Taylor 展開すると、 [rad]。
        ⇒
        ⇒ 遠い恒星ほど視差が小さい

☆(秒角)のときのを、1[pc](パーセク、parsec)と定義する。


HIPPARCOS衛星により、約100pc以内の9等より明るい星の距離が求められている。

他にも統計視差法、収束点法などいくつかある。



NAGASHIMA Masahiro 2009-12-08