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銀河の合体

通常 dynamical friction による合体が考えられる。普通の公式では、その time-scale は
\begin{displaymath}
\tau_{\rm fric}\simeq\frac{V_{c}^{2}r_{h}^{2}}{GM_{sat}\ln\Lambda}
\end{displaymath} (5.102)

となる。ここで$V_{c}, r_{h}$は halo の circular velocity, radius であり、 $M_{sat}$は落ち込むサテライト銀河の質量である。$\ln\Lambda$はいわゆる Coulomb logarithm である。実際にはこれ以外にも角運動量や軌道要素、spin間 の相互作用などが絡むと考えられ、もっと複雑であると思われる。また、サテラ イトの質量も、dark matter 込みなのか、baryon のみなのかで結果が変わるが、 それはサテライトが持つ dark matter が tidal stripping 等によってどれくら い剥ぎ取られるかを調べなければならない。



NAGASHIMA Masahiro 平成17年2月22日