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いくつかの事例(2)ナイチンゲール
フローレンス・ナイチンゲール(1820-1910)
クリミア戦争に従軍、病院の衛生状態の改善に尽力
- 収容兵士の死亡率が43%(1855/2)→2%(1855/6)に激減
- しかし反論も。「軽傷の兵士まで手当てしたから」「気候の良い時期に治療したから」など。(こういう疑問は大事)
統計を駆使し、再反論。
- 改善前の病院での死亡率と、同時期の部隊に居た兵士たちの死亡率を比較。病院での死亡率が20倍近かった。
- 様々なデータを駆使し、またプレゼンテーションに工夫をこらし、政府を説得した。
- 平時の兵士の死亡率が高いため兵舎の改善を訴え「英国陸軍は、毎年千百人の兵士を選んでソールズベリー平原に立たせ、撃ち殺しているようなものである」痛烈な皮肉。