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いくつかの事例(1)瀉血
血管を切って血を出すこと。欧米で広く行われていた。
かみそりで切ったり、ヒルに血を吸わせたり…
- 床屋の赤白青のポールは瀉血を行っていた頃の名残
- 1833年のフランスでは、4200万匹の医療用ヒルが輸入
スコットランドの軍医ハミルトンは、1803年に、遠征中に兵士366人を3グループに分け、第1、第2グループは彼と同僚が瀉血を用いないで、第3のグループは別の医師が瀉血で治療を行った。
- どのグループに割り当てられるかはランダム。同じ看護、同じ居住条件に揃えた
- 死者は、第1で4人、第2で2人、第3で35人。瀉血を受けた患者の死亡率はそれ以外の10倍!
- しかし、結果を発表しなかったため、瀉血が排除されるまでには時間がかかった