l]
(問題1,2は「一般気象学」より。答が載っていますが、どうしてその答になった
かわかるようにまとめてください)
- 金星の待機では容積比でCO
が95%, N が5%を占めているとして、
金星大気の平均分子量および1[kg]の(単位質量当たりの)金星大気の気体
定数を求めよ。ただし、C, O, N の原子量はそれぞれ 12, 16, 14 とす
る。
(答)平均分子量:43.2、気体定数:192.5[J K kg ]
- 容積0.01[m
]まで耐えられる気球に質量0.01[kg]の乾燥空気をつめて、
高度5[km]で放球したら気球は破裂するか。この高度の気圧は540[hPa]、
気温は-17[℃]とする。
(答)このような問題で最も注意すべきことは、式のなかの物理量の単位
を正しくそろえることである。540[hPa]は540 [Pa]であり、-
17[℃]は256[K]である。状態方程式より高度5[km]における気球の容積
は
![\begin{displaymath}
V=\frac{m R_{d}T}{p}=\frac{0.01\times 287\times 256}{5.4\times 10^4}=0.0136[{\rm m}^2]
\end{displaymath}](img193.png) |
(3.13) |
したがって気球は破裂する。
- 1気圧(1013[hPa])下でこの気球に空気をつめていく。気球が破裂すると
きの空気の質量を求めよ。温度は15[℃]とする。
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