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微分と積分

微分の復習


微分:関数の導関数

(A.1)

: での接戦の傾き。 つまり、 を通り、に接する直線は、
(A.2)

と書ける。以後、簡単のため、
(A.3)

と書く。

意味: とおくと、

(A.4)

としてよい(考えている対象に比べてが十分小さければ)。要す るに、微分とは割り算である。

逆に、

(A.5)

と近似できる(Taylor展開)。

  1. (定数)  
  2. 、直線の傾きはどこでも 。
  3.   
    なぜなら、
  4.   
    なぜなら、
  5.    (後述)
    なお、 と書く。
  6.   
    なお、 (自然対数)、 (常用対 数)と略記する。

の微分の導出の例

$\textstyle =$ (A.6)
  $\textstyle =$ (A.7)
  $\textstyle =$ (A.8)
  $\textstyle =$ (A.9)
  $\textstyle =$ (A.10)
  $\textstyle =$ (A.11)

の微分の導出の例

$\textstyle =$ (A.12)
  $\textstyle =$ (A.13)
  $\textstyle =$ (A.14)

積分の復習
★基本的に、微分の逆。


(A.15)

のとき、
(A.16)

つまり、
(A.17)

これを理解するには、
(A.18)

だったことを思い出せばよい。

なお、積分定数は、微分すればゼロになる(定数なので)ので、つけておかな いといけない。

正しく積分できたかどうかをチェックするには、微分して元に戻るかを試せばよ い。


(A.19)


(A.20)


(A.21)


(A.22)


(A.23)





































地学概論(気象分野)講義ノート  
March 16, 2010  
   
  長島雅裕(長崎大学教育学部)
http://astro.edu.nagasaki-u.ac.jp/~masa/


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NAGASHIMA Masahiro 2010綛弥生 16日