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中谷ダイアグラム。『雪』(中谷宇吉郎、岩波文庫)より。
r6cm
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純粋な過冷却水滴…-33〜-41℃で自発的に凍結
→上層雲(巻積雲など)
通常は微粒子(氷晶核)によって氷晶が生成
粘土鉱物(カオリナイト、黄砂)、火山灰、ヨウ化銀(人工氷晶核)など
(凝結核の数 氷晶核の数)→氷晶になれず、過冷却の水滴からなる雲が多い。
低温では有効となる氷晶核が増える。
→航空機の着氷事故の原因
★成長過程
- 水蒸気の昇華凝結→雪
水蒸気が氷晶に直接くっつく
過冷却水の飽和水蒸気よりも、
氷面の飽和水蒸気圧は低い
→氷粒子の成長は速い
→大きい粒になりやすい
氷晶の形:湿度と過飽和度に依る
→中谷ダイヤグラム
- 過冷却雲粒の捕捉→あられ、ひょう
氷粒に雲粒が凍結し成長
→落下速度増大、ますます大きくなる→あられ
発達した入道雲など→内部に強い上昇気流
→あられがなかなか落ちない
→さらに発達→ひょう
急速に成長すると、氷粒の間に水の部分が残る
- 凝集
氷粒同士の衝突合体→ぼたん雪
★氷粒子の融解
空気中の温度が高いと、あられや雪は、とけて雨になる
粒子が周囲の空気から熱伝導で得る熱
↑
↓
表面から水が昇華蒸発する際に奪われる潜熱
これらの大小関係で決まる
NAGASHIMA Masahiro
2010綛弥生 16日