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表に雲の分類を示す。外見によった分類であるが、成因や構造とも深く関係して いる。

鉛直方向に発達する積雲系の雲は、対流雲(convective cloud)とも呼ばれ、湿っ た暖い空気が不安定性により上昇する時に発達する。


Table: 雲の種類:高さと形による分類(10種雲形)。『基礎気象学』表4.4よ り。
和名 国際名 記号 よく現 れる高さ
上層雲 巻雲(絹雲) cirrus Ci 極地方 38 km
巻積雲(絹積雲) cirrocumulus Cc 温帯地方 513 km
巻層雲(絹層雲) cirrostratus Cs 熱帯地方 618 km
中層雲 高層雲 altostratus As 極地方 24 km
高積雲 altocumulus Ac 温帯地方 27 km
乱層雲 nimbostratus Ns 熱帯地方 28 km
下層雲 層積雲 stratocumulus Sc 地面付近 2 km
層雲 stratus St
対流 積雲 cumulus Cu 雲底は通常下層にあるが、 雲頂は
積乱雲 cumulonimbus Cb 中・上層にまで達 していることが多い


Figure: 様々な雲。『基礎気象学』図4.6より。


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NAGASHIMA Masahiro 2010綛弥生 16日