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ここで式(2.3)をで微分し、出てきたに式
(2.4)を代入すると、
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(2.13) |
が得られる。体積を とし、内部エネルギーをとすれば、
これは即ち
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(2.14) |
となり、断熱膨張となっていることがわかる。実際には内部の物質の反応
により宇宙のエントロピーは増えているが、宇宙膨張自体は断熱変化である。
次に、式(2.3)を変形すると、
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(2.15) |
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(2.16) |
となる(ここで
)。これは、
位置座標をとした場合の、potential 中での一次元の運動として解釈
できることを示している。FIG.1に、宇宙論パラメータを変
えた場合の定性的振舞いを示す。上の図において、現在の膨張率()は観
測より決まる量であるので、全てのモデルに対し fix されるが、宇宙年齢はパ
ラメータによって変化することがわかる。また特徴的な振舞いとして、宇宙項が
存在する場合は過去のある時期に potential の「頂上」付近を通るため(下図)
膨張が非常に遅くなる時期があり、宇宙年齢が伸びることになる。
図 1:
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図 2:
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NAGASHIMA Masahiro
平成17年2月22日