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まづ、宇宙モデルを記述する基本方程式、Friedmann 方程式の定性的振舞いを調
べることにする。一様・等方性から導かれる Robertson-Walker metric を用い
ると、
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(1) |
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となる。ここで、aは scale factor、は宇宙の平均密度、pは
圧力、Kは曲率、は宇宙定数である。H以外の宇宙論パラメータは、
これらを用いて、
と定義される。ここでは critical density であり、
、即ち Einstein-de Sitter 宇宙における宇宙の平均密
度である。
ここで、式(1)を変形すると、
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となる(ここで
)。これは、位置座標をaとした場
合の、potential V(a) 中での一次元の運動として解釈できることを示してい
る。FIG.1に、宇宙論パラメータを変えた場合の定性的振舞
いを示す。上の図において、現在の膨張率(H0)は観測より決まる量である
ので、全てのモデルに対し fix されるが、宇宙年齢はパラメータによって変化
することがわかる。また特徴的な振舞いとして、宇宙項が存在する場合は過去の
ある時期に potential の「頂上」付近を通るため(下図) 膨張が非常に遅くなる
時期があり、宇宙年齢が伸びることになる。
Figure 1:
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NAGASHIMA Masahiro
2000-10-23